磯貝メソッドとは


  • 声とことばの磯貝メソッド(以下、磯貝メソッド)は、「声とことばの質を高め、表現力を豊かにする」理論及びトレーニング法です。
  • 創案者・磯貝靖洋の約40年間の実績に支えられた、信頼性の高い「ヴォイストレーニング・メソッド」です。
  • 声のグレードアップから音声トラブル改善及びリハビリまで行います。
  • 滑舌、アクセント、上がり等、ことばに悩みを抱えている人、その他、話し方に問題のある人等、専門的に対応します。
  • プレゼンテーションやスピーチに困っている社会人、就職活動を頑張る学生、良い声を出したいアーティスト、手術後の社会復帰を目指す人、その他、それぞれの症状・障害等に合った良い方法を丁寧に見つけます。
  • 磯貝メソッドは、学問に裏付けられ、全国共通展開をするメソッドです。
  • 磯貝メソッドは、「呼吸・発声・ことば」と「関係、表現」の分野に分れます。
  • 磯貝メソッドの発声法(良い声作り)は、声楽家、俳優、アナウンサーなど声の専門職から定評があります。
  • 磯貝メソッドの指導は、資格制度によって認定された技術力の高い講師陣が担当します。

磯貝メソッドの概念図

磯貝メソッドの事業展開

磯貝メソッドはVocal Arts Service Center(VASC)を母体として、様々な事業を展開しています。

磯貝メソッドの事業展開の図

「発声の磯貝メソッド」は広く、長く支持された実績を持つ理論とトレーニング法で、様々な社会現場、教育現場、俳優・声優・声楽家等の表現現場等、多様な声と言葉の現場を支援しています。

(1) 東京塾(主催、教育プラン)

ことば系、歌系のセクションに分かれ、クラス、レッスンを実施。

ことば系 基礎講座(声・ことば・コミュニケーション) ・4ヶ月1クール15回、3コース5クラス設定
表現講座 ・4ヶ月1クール、1ヶ月1回
歌系 歌発声・歌レッスン ・中級コース設定
テーマ別、スポットレッスン ・おもに初級レベル

(2) ヴォイスチェックサービス

「あなたの声はどんな声、その言葉はどう聞かれていますか」をテーマにした、あなたの今の声・ことばの健康診断です。機械による波形診断、専門家による印象診断の後、データを基にショートアドバイスを行います。

(3) ワークショップ

声とことばとその表現をベースに、各々テーマを決め任意で開催しています。近々では声優と俳優の台詞の声シリーズ(#1 台詞の発声、#2 台詞の活舌/「桜の園」を使って、#3 感情と表情/「ハムレット」による、#4 間と距離/三島由紀夫「葵の上」から)を開催。

(4) 個別指導サービス

  • 各種教育プログラムの他、VASC、磯貝メソッドの各プログラム、サービスの外部紹介とコンセルジュ活動
  • 磯貝靖洋の予約制個人レッスン(言葉系、音楽系、表現系)
  • 外部委託による指導、改善等、講師派遣

(5) 公演制作・運営(主催、後援、制作、他)

声とことばの祭典「Vocal Arts Theater No.7」等の制作・運営を行っています。

(6) その他支援サービス(主催、教育プラン)

磯貝メソッド地方塾支援(札幌、仙台、新潟、金沢、大阪、広島)

磯貝靖洋

磯貝 靖洋(ISOGAI, Yasuhiro)

Vocal Arts Service Center(VASC)代表、声とことばの磯貝メソッド主宰。
音声言語指導・研究者。音楽指導者、舞台演出家。
1970年より舞台演出(オペラ、演劇、ミュージカル)と並行し、舞台表現者の音声研究を行う。1977年、VASCの前身であるオペラ・ワークショップ(OWS)を設立。声楽家、ミュージカル俳優、演劇俳優、声優など幅広いジャンルに渡り音声・言語指導を重ね、その指導件数は全国で10,000件を超える。2000年、その蓄積を基に「声とことばの磯貝メソッド」を創案。東京の他、全国6カ所(札幌、仙台、新潟、金沢、大阪、広島)で「磯貝メソッド地方塾」を開催。また、障害者、高齢者の音声言語指導も行っている。日本音声学会会員。磯貝の聲美天韻


<私の考え>

[声について]

あなたは今どんな声で毎日をお過ごしでしょうか。その声は、文字化できない今の心の情態、まわりの状況や身体の都合など、生(なま) の生きた情報全てが含まれています。当然あなたも、他人の声からその人の今を聴きとっています。

声は、その人の心の鏡です。鏡は研いていないと薄い膜が付き、濁ります。そのままにしていると、濁りが増し取れなくなります。声も心も、研かないと“そういうもの”となってしまいます。声はその人のアクティヴィティーです。研くと良くなります。

人の声は変わります。良くも悪くも変わります。声が変わると、人格も変わります。視力は落ちると即不便になるので、レンズで補います。声は落ちると、心や思考が鈍くなり、生活の質が落ちます。必ず、他人にも影響があります。

[話について]

話し方は、その人の性格を映します。生活習慣でもあります。話には必ず「目的」と「相手」がいます。話が下手な人は、相手のことを考えずに喋るか、自分のことの整理がよく出来ない人です。話は、必ず相手を理解することです。相手を聴く力が必要です。

話す職業が増えました。情報化社会はデータのやり取りです。データは生きていません。人間が操り、生きたものの如くに補足しなければなりません。生きた声での、相手に訴える「説明」です。この説明は、日常のお喋りとは違う話しの世界です。理解と訓練が必要です。

[楽しさと声について]

芸能、芸術家は楽しい声のサンプルマーケットです。歌は心を鎮めたり、嬉しくしたりします。詩は選ばれた言葉です。声を出して読むと自分の心を見つけます。他人の心を自分の中に置く台詞は、知らなかった人の心を持てます。 日常の自分と違った自分になる、それは楽しいことです。なぜなら、その先には美しさがあるからです。

声の芸術はその人を豊かにします。社会を楽しくします。
身体と呼吸を整えて声の訓練と改善をします。喋り方以外の発声の訓練が必要です。
良い響きの言葉を訓練し、獲得します。
伝わる話し方を訓練します。
美しいひびきで歌をうたいます。