7月8日(日) 2018夏のフォーラム「聲―ことば―心」のトライアングル
無事、終了いたしました。
酷暑の中、前日豪雨災害のあった広島や仙台など、全国からご来場いただきました皆様、ありがとうございました。
今回はゲストに、NPO法人「日本子守歌協会」の西舘好子氏をお招きいたしました。
西舘先生のお人柄があふれ出る“美しい声”に会場全体が魅了されました。
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◆第1部【フォーラム】
西舘氏の講演と、磯貝メソッド主宰 磯貝靖洋との対談をお送りしました。
◇講演『子守唄という最初のことば』 西舘好子氏(NPO法人 日本子守唄協会 理事長)
(西舘好子氏twitter)
◇対談『話さない人は歌いましょうヨ』西舘好子氏 × 磯貝靖洋
☆「講演・対談」の感想
・西舘先生の声が美しく、話が心によく入ってきた。
・西舘先生の的確な心に響くことばが印象的だった。
・対談では、言葉と心を軸に、連想ゲームのように展開してくれた点が興味深い。
・トークの速度・リズムが、聞く人の反応を見ながら話しているように感じた。
・言葉、声、心の深い関連性について考えさせられた。
・自然にということ、相手に心よく伝わるようにということ、本当に面白かった。
・子守唄をきいた時、涙が出そうだった。伝えていく使命を感じている。
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◆第2部【パフォーマンス】磯貝メソッドの「声芸の世界」
日本語による「言葉(セリフ)」と「歌」の声。磯貝メソッドの両輪です。
◎『平家物語』より “木曾最期”
◎シェークスピア作 『ウィンザーの陽気な女房たち』(小田島雄志訳)より
◎日本歌曲のユニゾーン演唱
ふるさとの/平井康三郎 作曲 初恋/越谷達之助 作曲 平城山/平井康三郎 作曲 霧と話した/中田喜直 作曲
♪最後は、会場の皆様にもご参加いただき「童唄」を歌いました。
◎わらべ歌集 より
かごめかごめ ずいずいずっころばし 通りゃんせ ひらいたひらいた ホーホー蛍こい 他
☆「パフォーマンス」への感想
・お話もパフォーマンスもリズム感があり、楽しい時間を過ごせた。
・演者の方々も楽しそうで良い。楽しさのおすそ分けをいただいた。
・古典の言葉遣いは、現代語と全く異なるものだと感じた。
・朗読をやってみたいと思った。
・ユニゾーンの美しさ、難しさを感じた。
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◇西舘先生は、講演の外でも、対する人それぞれに、思いを寄せた言葉をかけて下さいました。そのお人柄の温かさと懐の深さに、たいへん感激いたしました。
◇講演・対談ともに、西舘先生の魅力ある声と語り口に、客席の皆さんも引き込まれ、ただ聞くだけでなく、それぞれのテーマについて考えていただけたのではないかと感じております。
◇声やことばを研く事は、その“人となり”を研く事につながるのだと改めて実感しました。
(文責:酒井真理子/事務局)
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★☆★公演のお知らせ★☆★
10月8日「Vocal Arts Theater No.9」を開催いたします。
磯貝メソッドの「声芸の世界」をお楽しみ下さい。
今年は「子守唄」も取り上げます。
磯貝メソッドは、日本全国に“声とことば”を学ぶ仲間がおります。
その地方ごとに伝わる“子守唄”をお届けする予定です。
お楽しみに!
※上記リンク先(青文字)にて、随時更新して参ります!