講座レポート 5月22日 「聴き方・耳トレ(木曜)」

『母音の響きを骨で捉える』
「全身さすり」で心身の緊張を緩め、「手のワーク」で集中力を高めた後、母音トレーニングです。各々の氏名の母音読みに全員で取り組みます。力んだ身体からは響く声は生まれません。また、息が流れなければ響きません。トレーニングを進めるうちに、徐々に骨に響く感覚を掴み、仲間と声を合わせる事で、更に響きが増幅されて心地よく感じました。
講座の最後には、谷川俊太郎作の「うしのうしろ」に挑戦しました。ウ音が沢山出てくる詩でしたが、母音が整い、柔らかく暖かみのある音声で、スムーズな流れで読むことができました。
 
『今日の耳トレ語録』
・「苦手・出来ない」の意識を、「得意・出来る」に変換する。
 
 
文:井上慶子